椎間板ヘルニア

『椎間板ヘルニア』と聞いて皆さんはどんな症状を思い浮かべますか?
今回は椎間板ヘルニアの恐ろしさをお伝えしようと思います。
・腰痛がある
・腰痛はないけど猫背
こんな方は必ず読んでください。

私の友人に猫背で腰痛がない友人がいました。
保育士の仕事をしていたのですが、園長先生になりたかった友人はデスクワークをすることも多く、20代後半になるとデスクワークが半分以上を占めるようになっていたそうです。
私はその友人と2〜3ヶ月に1回くらい会う仲で、肩こりの相談を受けることはありました。
私は姿勢が悪いから肩にも腰にも良くないよと伝えていましたが肩こりばかりを気にしていて体の改善はちゃんとしていませんでした。
友人は肩こりの解消のためマッサージに行くことはありましたが肩や首を揉んでもらって満足して終わっていました。

園長先生になるための試験が近づきデスクワークだけでなくプライベートでも勉強をする時間が増えた友人は姿勢が猫背のまま座っている時間が増え、運動が減ってしまっていました。

そしてある日

一本の電話がその友人からかかってきました

「今入院してる」

こんな怖い友人からのセリフないですよね、なぜ入院したかを聞いてみると、、、

「保育園で子どもを抱っこしようとしたら腰に電気が走ったみたいに痛くなって、痛すぎて動けなくなったんだよ!その後すぐ足がシビれてきて救急車で病院に行ったんだ」

衝撃でした、腰痛を今まで感じたことのない人が腰痛で救急車で運ばれるなんて、、、
病名聞いたら「椎間板ヘルニア」でした。。。

同じような状態の方も多いかと思います。
猫背だけど肩こりくらいしか感じずに腰痛に関しては悩みがない。
わかります、腰痛なんで大丈夫だと思う気持ちもわかります。

ですが私の友人のように腰が原因で救急車に乗るのは避けてほしいのです。

私の友人のように猫背など姿勢が悪いと思っているが症状がない方がすべきことはまず検査です。
当院ではミリ単位で姿勢を分析できる機械を導入しています。
症状がない方や姿勢を良くしたい方などにもご利用いただけます。
そして自分の体を客観的に見ていただくことで今後のリスクを一緒に確認します。

ではなぜ椎間板ヘルニアになってしまうのでしょうか?

椎間板とは背骨と背骨の間にある組織です。
水分を多く含みクッションのような役割をしています。また椎間板の中に髄核と呼ばれるものが入っています。この髄核が椎間板の中でコロコロと前後左右に動くことで腰が動きやすくなっています。
前屈みになるときは髄核は体の後方に移動し、腰を反らすときは前方に移動します。
前屈みになった時に髄核が後方へと移動し圧迫が強まることで後方に飛び出し、神経を圧迫するのがヘルニアです。私の友人はこれが体の中で起きていたのです。

どんな人が椎間板ヘルニアになると思いますか?

それはズバリ猫背の方です。もちろんそれ以外の要素もあります。
猫背になると腰も必然的に丸くなり腰椎が後弯します。後弯すると腰だけ見ると常に前屈みになっているような状態になってしまいます。そうすると先程ご紹介した髄核が後方に移動し続けてしまいますので後方への負荷が大きくなるのです。
逆に腰を反らすことは限りなく少ないのでよりヘルニアになりやすくなります。
腰痛がなければこのような状態に気づくことなく過ごしてしまうのでヘルニアのような大きな腰痛にならないと気づかないわけです。

この話を聞いてもまだ大丈夫だと思っていませんか?
まずは気軽に検査をして体の状態を把握することから始めましょう。
もちろん検査まででも可能ですのでお気軽に当院にご相談ください!